変形性膝関節症による膝の痛みについて
このような症状はありませんか?
- 立ち上がる時や動き始めに膝が痛む
- 膝がこわばる
- 正座がしにくい
- 階段の昇り降りの際に膝が痛む
- 膝に水がたまって腫れている
- 膝の曲げ伸ばしが痛い
- 歩行時に膝が横揺れする
- じっとしていても膝が痛む
- 寝ていて膝の痛みで目が覚める
このような症状がある方は変形性膝関節症の可能性があります。
変形性膝関節症による痛みはなぜ起こるのか
膝関節は大腿骨(①)・脛骨(②)・膝蓋骨(③)という3つの骨で構成されています。大腿骨と脛骨の先端は軟骨で覆われていて膝にかかる衝撃を吸収しています。この軟骨が加齢・肥満・筋力低下・O脚などの原因ですり減ってしまうと骨同士がぶつかり骨棘ができ、骨が変形してしまいます。骨が変形すると関節が不安定になり関節を支える筋肉に負担がかかり筋肉が硬く緊張します。筋肉が緊張することで膝関節がスムーズに動かなくなり、関節に負担がかかることで痛みがでてきます。
変形性膝関節症による痛みは鍼灸で改善できる
膝関節を安定させたり、膝を曲げたり伸ばしたりする筋肉のうち変形性膝関節症の痛みに影響するのは大腿四頭筋(④)・腓腹筋(⑤)・膝窩筋(⑥)です。これらの筋肉が硬くなり正常に機能しなくなると膝関節の屈曲・伸展・回旋動作に支障がでて関節に負担がかかり痛みが生じます。施術は、触診や関節可動域の検査を行い、どの個所の筋緊張が痛みに影響しているかを見極めたうえで鍼をうち筋肉の緊張を取り除いていきます。膝関節を動かす筋肉の柔軟性が確保されて関節の動きがスムーズになることで関節の負担が減り痛みがとれていきます。関節の変形の程度が大きくなると人工関節置換術などの手術が必要になる場合もありますが、多くは鍼灸で充分に対応できるものです。関節の変形自体は治すことはできませんが、筋肉の負担をとることで痛みはとれていきます。
変形性膝関節症による痛みでお困りの方はお気軽にご相談ください。