突発性難聴について
このような症状はありませんか?
- 突然片方の耳が聞こえにくくなった
- 耳鳴りがする
- 耳が詰まっている感じがする
- 自分の声が響く感じがする
このような症状がある方は突発性難聴の可能性があります。
突発性難聴はなぜ起こるのか
耳の内耳にある蝸牛には音を感じ取るのに必要な有毛細胞があります。
この有毛細胞がダメージを受け、機能が低下したり有毛細胞が自体が壊れてしまうことで聴力の低下などの症状がおこります。
有毛細胞に血液を送っているのは非常に細い血管で、首や耳の周りの筋肉が硬くなることで有毛細胞への血流が悪くなりダメージを受けてしまいます。
突発性難聴はもともと首や肩の凝りやすい方が強いストレスや疲労をきっかけに、コリが更に強くなることで発症する場合が多くあります。
突発性難聴は鍼灸治療で改善できる
当院での突発性難聴の治療は主に顎二腹筋(①)や胸鎖乳突然筋(②)のコリをとることで有毛細胞への血流を改善させていきます。
耳の周りは敏感で特に顎二腹筋は細い筋肉で深部にあるため、細い鍼で入れる深さや角度を微調整しながら患者様の負担が少ないよう治療を行っております。
※見やすいように一部の筋肉・組織は取り除いています。
突発性難聴が発症して時間が経ち、有毛細胞への血流の悪い時間が長くなると有毛細胞自体が壊れてしまいます。
有毛細胞は一度壊れてしまうと再生できないので、聞こえにくくなった音域の聴力は戻らなくなります。
しかし、有毛細胞が壊れる前に血流を改善させることができれば聴力は回復します。
突発性難聴が発症した際は、できるだけ早めにご相談ください。