3つの理由
理由その1
鍼が初めてで不安な方には、直径0.12㍉と0.14㍉のメーカー規格の中でも最も細い鍼を使用しております。日本人の平均的な髪の毛の太さが0.08㍉ですから、たったの0.04㍉から0.06㍉しか違いません。慣れてきたら徐々に鍼の太さを変えて、その方に合った刺激量で治療致します。上が鍼灸の鍼です。(左側の細い方を使います。)
下がシャープペンの芯です。
※当院が細い鍼から始める理由
鍼が初めての方でも安心して治療を受けることができるといった理由のほかに、次のような理由があります。私は「治療効果=刺激のさじ加減」だと思っています。治療はたくさん刺激(太い鍼、鍼を一度にたくさんうつ等)を加えたから、長時間治療したから良くなるものではありません。その患者様、また同じ患者様でもその日の状態によって刺激の量を変えていく必要があります。当院では初心者向けの細い鍼から太めの鍼まで幅広く揃えております。まず細めの鍼から始めて徐々に太さを調節していくことでその患者様の体に同調させ、ジャストの刺激量にしていきます。当院は鍼の初心者から強い刺激が必要な患者様まで幅広く対応しております。
理由その2
鍼灸用の鍼は痛くないように鍼の先を鏡面仕上げしており、とても滑らかですので注射のような痛みはありません。そもそも注射の針と鍼灸の鍼は使う目的が違います。注射針の目的:血液を採ったり薬剤を注入する目的。血液や薬剤を通過させる為の径が必要なので、その分針は太くなります。
鍼灸鍼の目的:治療が必要な筋肉に鍼を当てて刺激を与える目的。太くする必要はありません。また、より痛みがでにくいように研究されて、日々進化しております。
注射針 鍼灸鍼