橈骨神経麻痺について
このような症状でお困りではありませんか?
- 手首から先が上に上がらない。
- 物をつかむ時に力が入らない。
- 手の甲の痺れや感覚の鈍さがある
- 腕全体が重だるい
このような症状をお持ちの方は橈骨神経麻痺の可能性があります。
橈骨神経麻痺はなぜ起こるのか?
橈骨神経(青色を付けたの神経)は頸椎から出て腕の骨を巻き込むようにして指先まで走行しています。
※前面からの図
※後面からの図
その橈骨神経は上腕部では上腕三頭筋を貫通して走行しています。
上腕三頭筋ありの図
上腕三頭筋なしの図
- 腕枕をした状態で長時間寝てしまった
- お酒を飲んで酔った状態で腕を下にして(床と体に挟まれた状態で)寝てしまった
- うたた寝をして腕を下にしたまま(腕が床と体に挟まれた状態で)寝てしまった
上記の様な状況が長く続くと上腕三頭筋が床や体の一部で圧迫を受け血流が阻害されることで硬くなってしまいます。上腕三頭筋が硬くなることで橈骨神経が圧迫され神経への血流が停滞し、神経機能が低下することで麻痺がおこります。
橈骨神経麻痺は鍼灸で改善できる
治療は触診によって上腕三頭筋の状態を確認し、橈骨神経を圧迫しているコリに鍼を当てることでコリを取り除いていきます。(神経に直接鍼を当てることはありません)上腕三頭筋のコリがとれることによって橈骨神経が圧迫から解放され橈骨神経への血流も徐々に増えていきます。血流がよくなることで神経機能も戻り、麻痺から回復していきます。
橈骨神経の麻痺は日常生活に支障がでるだけでなく、長引くと痺れが残る・筋力が低下するなど完全に回復しないこともあります。
上記の症状がある方は、早めにご相談ください。