食べ物が飲み込めない症状について
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むさし多摩川鍼灸院の永田です。
先日
研修で大声を出し続けたら
首が張ってきて食べ物が飲み込みづらくなり
数日食欲がないという患者様がいらっしゃいました。
首を触診していくと
顎舌骨筋という筋肉が他の筋肉と比べ緊張が強くなっているのがわかりました。
顎舌骨筋(②)の働きの1つに舌骨(①)を前上方に引き上げて
食道入口部を広げる働きがあります。
食道入口部を広げる筋肉の緊張が強くなり
正常に機能しなくなった為におこった症状でした。
顎舌骨筋は大声を出す際に顎を引き下げる働きもある為
大声を出し続けている内に顎舌骨筋が過緊張を起こしてしまったのでしょう。
今回のように珍しい症状の場合でも
必ずその症状を引き起こしているコリがあると考えてしっかりと触診します。
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周辺の筋肉の状態と比較して緊張が強くなっている筋肉を探し出します。
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その筋肉が見つかったら、
その筋肉がどの神経の支配を受けているか
どの骨に付着しているか
どんな作用をする筋肉かを考えます。
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そして症状と一致すれば
その筋肉の緊張をとれば症状が改善すると考えて治療をしていきます。
基本は鍼灸専門学校で学んだ解剖学・生理学です。
治療を何年続けても基本は大切にしたいです。