腓骨神経麻痺について
このような症状でお困りではありませんか?
- 足首や足指をあげられない
- 膝から下の脚の外側や足の甲に痺れや感覚の鈍さがある
- スリッパなどが脱げやすい
このような症状でお困りの方は腓骨神経麻痺の可能性があります。
腓骨神経麻痺がなぜ起こるのか
※長腓骨筋を取り除き腓骨神経を見やすくしました。
腓骨神経麻痺は膝の外側を通っている腓骨神経(①)が長時間圧迫されることによって起こります。
神経は通常、筋肉や脂肪組織で守られているのですが腓骨神経のこの部分(青○)は筋肉や脂肪組織が少なく、無防備な状態です。
ですから以下のような時に神経がダメージを受けやすくなります。
- 硬い床の上で長時間横向きで寝てしまった。(※)
- 長時間脚を組んでいた。
- 膝周りをギブスで固定していた。
※1・・・※通常の睡眠では滅多におこりませんが、例えば手術後の麻酔が効いている状態や酔っぱらって寝てしまった時などに腓骨神経麻痺はおこりやすいです。
腓骨神経麻痺は鍼灸治療で改善できる
当院では腓骨神経によって支配されている前脛骨筋、長腓骨筋、短腓骨筋などに鍼灸治療をしていきます。
腓骨神経からの指令で動いている筋肉に刺激をいれることで腓骨神経への血流を促し腓骨神経の機能を回復させていきます。
腓骨神経麻痺はよほどの重症でなければ、手術はせず保存療法で治ります。
鍼灸治療をすることで、より早く通常の生活に復帰できます。
また、かばうことによる膝や股関節、腰への負担も最小限にできます。
上記の症状でお困りの方は、是非ご相談ください。